究極のメンタルデトックス、アーユルヴェーダ
悠久の歴史を持つインドには独特な医学があります。それがアーユルヴェーダ。ストレスや疲労で溜め込んだ心の毒出しや体内のデトックスに効果的ともいわれています。全身だけではなく、心までアプローチするアーユルヴェーダもおすすめのビューティケアです。
目次
- 長い歴史を持つ魂もアプローチするアーユルヴェーダ
- 3つのドーシャバランスでセルフメンテナンス方法が決まる
魂の声を聞く施術、アーユルヴェーダは「心の毒出し」に
今すっかり市民権を得た デトックス (DETOX)。5年前は「何それ?」だったデトックスとは解毒・毒だしの意味で、そのルーツを遡るとアーユルヴェーダに辿り着きます。
何と八千年の歴史を持つ世界最古の医学アーユルヴェーダを前にすれば、中国四千年の中医学もひよっ子に見えるというもの。
アーユルヴェーダはサンスクリット語で生命の科学の意味で、最大の特徴は心身全体を1つとして診る自然哲学であることです。
著名なアーユルヴェーダ医ビーマ・バット博士(Dr.BHEEMA BHAT)によれば「インドのアーユルヴェーダは英国植民地時代に一度すたれて西洋医学に取って代わられ、ここ数十年間に代替療法として復活した」そう。
西洋医学ではお腹が痛ければ胃を調べるけれどアーユルヴェーダでは肌・体・心・魂まで全体を同次元で診ます。魂とは私たちの意識の源であり、実は人一人の意識は顕在意識から潜在意識、宇宙意識と壮大なスケールをもっているそう。心は魂と体を結びつける役目をしている、と解説されています。知れば知るほどスピリチュアルで精神医学、心理学、人間学、哲学、宗教学などが渾然一体となったすごい学問です。

風タイプ、火タイプ、水タイプ、の3つのドーシャバランス
アーユルヴェーダを取り入れるときには、始めにヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)の体質分類を行います。
風タイプのヴァータの人は、ショウガなど温め食材がおすすめ
ヴァータとは風のエネルギーのことで、 軽・冷・乾・粗・動の性質をもっています。痩せ型でキビキビとして活発、新しいことが好きで好奇心旺盛。気まぐれで飽きっぽい一面もあります。冷え性で肌も髪も乾燥傾向にあります。体の中からしっかり温めていくショウガなどの食材がおすすめです。
火タイプのピッタの人は、胃腸を整えるパクチーや整腸作用のカルダモンを
ピッタとは火のエネルギーのことで、熱・鋭・流・変・液の性質をもっています。情熱的でチャレンジ精神が強く、知的で完璧主義者になりがち。怒りっぽく、見栄っ張りな面もあります。中肉中背で標準的な体型。体温が高く、汗をかきやすい体質。消化器が弱くなりやすいので胃腸を整える食材がおすすめです。
水タイプのカパの人は、代謝を上げる赤唐辛子や黒こしょうがいい
カパとは水のエネルギーのことで、重・冷・遅・油・緩の性質をもっています。慈愛にあふれ、おっとりと物静かで忍耐強い性格です。おおざっぱ・鈍感、物事への執着心が強い面もあります。体格がよく、体力・持久力にも優れ、太りやすい体質。代謝力を上げるための赤唐辛子や黒こしょうなどを積極的にとりましょう。

「もうダメ!」というメンタルの疲労に、温かいゴマ油を額にたらす
シロダーラトリートメントがおすすめ
アーユルヴェーダを象徴するトリートメントといえば、温めたゴマ油などを額のチャクラに垂らすシロダーラ。「瞑想状態」を作り出し、顕在意識から潜在意識の深いレベルへ、つまり魂へ到達させるという心身治療です。
実際にシロダーラを体験してみると、深遠な地で大自然と対話していく中で自分の魂へ近づくような、あの感覚は何物にも変え難い。ふとした瞬間に魂の声を聞いたような不思議な感覚は、アーユルヴェーダならではです。
温めたゴマ油をよく使うのは毒素を出す性質があるから。全てのアーユルヴェーダ治療は肌・体・心・魂の毒出しといわれています。メンタルがやばいな……というときに、ぜひ受けてみたい施術です。
アーユルヴェーダの体質チェックやシロダーラなどのトリートメントを体験したい方は、生活の木のアーユルヴェーダサロンへ足を運んでみましょう。
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