甘いものの摂り過ぎで起こるシュガーフェイスにご用心
肌色にクリアさが感じられない。色ムラやシミなども気になる。この場合、疑うべきは紫外線だけではなく、砂糖の摂り過ぎです。自分の肌でバナナの皮にポツポツ起こるシュガースポットと同じことが起こっていることも疑うべきです。その対処も知りましょう。
目次
- 大人の肌の濁りを望診法で考えると……
- 肌の「シュガースポット」は砂糖の摂り過ぎが原因だった
- シミが現れるゾーンで体のトラブルがわかる
- 肌が濁るシュガーフェイスをクリアに戻すには
くすみ、黄み、色ムラ、シミ、ホクロと、“砂糖”が関係している？
大人の肌に現れるさまざまな「黒ずみ」。毛穴の黒ずみや肌色のくすみ、黄み、色ムラ、肝斑や老人性色素斑などのシミ、ホクロ、これらが幾つも折り重なって「年齢特有の濁り」を作り出しています。そんな肌色の黒ずみに、砂糖が関係していることをご存じですか？
顔の反射区理論＝フェイスマップでは、古来からの望診法という顔分析をもとに「肌は内面を写し出す鏡」と捉えます。食べたものが体内で処理できない場合に、肌に排泄されてくると考えます。特に長期休暇やパーティの多い時期は、お酒にスイーツにと糖分を摂り過ぎる傾向が。あなたの肌は大丈夫でしょうか？
肌は排泄器官。顔の色ムラやシミは、実は砂糖の排泄だった！
バナナの皮が黒くなって出来る斑点をシュガースポットというのをご存じですか？ 黄色いバナナの皮に表出している黒い斑点は、実は糖分の集まりなのです。フェイスマップの顔分析では、白砂糖や果糖の多いフルーツなど糖分を取り過ぎると炭素化合物の排泄作用としてシミやホクロが表れると考えます。砂糖を摂り過ぎた状態で強い日差しをあびると、内側にこもっていた糖が肌表面に引きつけられるように浮き上がり、色ムラやシミになると捉えます。
私たち現代人は過食傾向にあり、食べ過ぎた白砂糖や動物性脂肪、動物性タンパク質、添加物、化学薬品など体内で処理しきれない食べ物の老廃物・毒素が皮脂などと一緒に肌から排出されてきます。肌トラブルとは肌からの排泄であり、フェイスマップでは肌は排泄器官と捉えるのです。
特に要注意なのは、精製した白砂糖、ガムシロップ、人工甘味料、コカコーラ、缶ジュース、チョコレートやアイスなど甘いお菓子の摂りすぎ。これらの食品は精製した白砂糖の含有量が高く、血糖値を急上昇させてしまうハイリスク食品群です。特に甘い物は食べていないよ、という方でもコンビニ食や外食、インスタント食品が多い場合は白砂糖を摂り過ぎている恐れが！
シミや色ムラ、ホクロが表れるゾーンによって、体の弱まりがわかる
白砂糖を長年摂りすぎていると、体内にとりこまれた過剰な糖分の排泄によってシミ、色素沈着、ホクロなどが現れてきます。それも盛り上がったシミや濃いホクロ、ガンコな複数の色ムラになりがち。これらのサインは特に糖分と深く関わっている臓器の反射区に現れやすいようです。
まずは糖分と直結している膵臓の反射区。こめかみの上方ゾーンと鼻筋中央の鼻背から目の下にかけてのゾーンにシミや色ムラ、ホクロが出現しがちです。膵臓はあぶらの代謝にも関わっているため、動物性脂肪をとりすぎると負担となってこのゾーンにシミが出ることも。生クリームやラード、牛脂、牛肉、フォアグラ、あんきも、サラミなどは特に動物性脂肪が多いので注意すべきです。
こめかみ部分の下方は胆のうの反射区。胆のうは油の代謝に大きく関わっており、胆汁が油の消化吸収を助けています。油っこいものを食べ過ぎると胆のうに負担がかかり、こめかみにシミやホクロなどのサインが出てくる可能性が！ こめかみにイボや吹き出物などが出ている場合には、油の代謝がうまくいっていないための排出であると考えられます。
肌に出てくるサインは単なるトラブルではありません！ くすみや色ムラ、シミ、ホクロの出現には何か内側の弱まりが関係しています。紫外線による影響もありますが、紫外線が一番強く当たるのは顔の高い場所であるはず、鼻筋に真っ先にできてもおかしくないのに、実際には目の周囲やこめかみ、口回りなどに多く見られます。紫外線だけでは説明がつかないと思いませんか？
シュガーフェイスの黒ずみを撃退する「脱砂糖顔スキンケア」
何か気になるサインがあったら、まずは白砂糖を控えてみて下さい。
砂糖の摂りすぎを中和するたまねぎやダイコンなどの中和野菜をたっぷりとりましょう。
シュガーフェイスの色ムラをきれいにするためには、内面ケアはもちろん、美白ケアも不可欠です。ただしやみくもに選ぶのではなく、肌の糖化による黄みや黒ずみ、シミなどに働きかける抗糖化作用があるものをチョイス。からだの奥に溜まりがちな過剰な糖質を排出しようとして色ムラになっているので、糖化にアプローチできるコスメがおすすめです。